黒川 水樹(クロカワ ミズキ) 17歳 ごく普通の生活を送っていた女子高校生。学校では陸上部のエースだった。 ある夜、ランニングに出ていたときに妖怪達の王である『鬼王』と出会う。 その時、鬼王を襲った何者かによって重傷を負い、死にかけるが鬼王によって助けられる。 しかし、その時の処置がもとで、人ではない『鬼』の眷属として復活してしまう。 また、何故かその後、『鬼王の花嫁』と呼ばれ、数々の妖怪達から襲撃を受けることに…。 昼は人間の姿で通常生活を送り、夜は鬼の姿で姿を眩ました鬼王を追う。 ちなみに人間の時は髪がショートカットで、鬼の姿の時は角が生え、とてつもなく長いロングになる。 戦闘では、鬼王に与えられた『骨刀(ほねがたな)』と呼ばれる刀を使うが、少々へっぴり腰。 ただし、長距離走選手だったため、スタミナだけは誰にも負けない。 また、打たれ強く、少々のことではまいったりしない性格。 鬼王のことが、少なからず気になっているが、まだそれが恋心であるとは自覚していない。 |
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ひらりはらり(平原) ???歳 鬼王に仕える配下。蝶と人が交じり合った妖怪。 遙か昔に、蝶に右目を喰われて、妖怪化した。 その時のショックで記憶を失い、放浪していた時に鬼王に拾われた過去を持つ。 蝶の姿と、人の姿、二つの姿を持っている。 水樹が『鬼』として目覚めた後、鬼王に命じられて、水樹の守り手となる。 多くを語らない、物静かな性格だが、戦闘の時には『毒』などを効果的に使ったえげつない攻撃方法を好む。 ちなみに、「ひらりはらり」という名は鬼王に拾われた際、名づけてもらったもの。 しかし、呼びにくいという一言で、水樹には「平原(ひらはら)」と呼ばれている。 本人としてはそれが少々不満。 |
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花(ハナ) 16歳 花と人が交じり合った妖怪。 元は水樹と同じく、普通の女子高生だった。 しかし、両親を事故で失い、自身も顔から背中にかけて大きな火傷を負っている。 何故かひらりはらりに執着しており、彼女を捕えるためにあらゆる方法を駆使する。 しかし、その力は弱く、『強い風が吹けば、すぐ散ってしまう花』だといわれるほど。 だが、彼女はそれでも執念で、格上のひらりはらりを追い詰める。 戦闘では、小刀を使うが、香りなどで幻惑する方法もとる。 ある意味、純粋な愛と狂気を背負った少女。 人間の時に負った火傷は、現在顔から背中、足にかけて大きな紅い蝶を背負う形で現れている。 また、人間であった頃の名前を捨てている。 ちなみに彼女が妖怪化したのは、水樹が鬼になった後で、二人の学校も違う。 |
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鬼王(おにおう) 全ての妖怪を統べるといわれる鬼の王。本名不明。 水樹を『鬼』にした張本人で、ひらりはらりの上司でもある。 水樹の警護をひらりはらりに命じた後、姿を眩ましている。 水樹はそれを追うことになる。 しかし、時折、水樹の元へ現れ、彼女を翻弄する。 何をしているのかわからない、謎の人物。 |
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苦済(くだら) 妖艶な女郎蜘蛛の変化。 非常に力が強く、多くの配下を従えている。 更なる力を求め、水樹を食らおうと襲ってくる。 しかし、水樹と闘ううちに彼女を気に入り、側に置くこと自体を目的に襲ってくるようになる。 元々が蜘蛛であるため、相性的に平原にとっては苦手な相手。 |
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菱の婆(ひしのばば) 花の妖怪らしいが、真偽は不明の妖怪。人間だった花を妖怪化した張本人。 鬼王の配下の一人だが、鬼王の完全な味方ではないと豪語するつわもの。 鬼王本人もその性格を気に入っているらしく、特に彼女の不敬を気にしていないらしい。 非常に醜い老婆だが、博識。 |
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