いつか願うハナミズキのうた

願ったのは、たったひとつ。
それが全てを狂わす最初の一手。

一人は鬼へ堕ち、今を呪うだろう。
一人は死を持て、夢に狂うだろう。

そして静かに破滅の蝶は翅を広げる。
全ての想いを裏切って、その願いを叶える為に。


*このページは企画段階の小説の紹介ページです。
  本編はまだありません。

■更新情報■
1/4 ページ改装。


■ストーリー■
いつもの学校帰り、何気なく通った裏道。
そこで水樹は異形と出会い、その命を呆気なく散らした。

けれど、その異形は気まぐれに水樹に再び命を与えた―――平凡な日常と引き換えに。
異形は彼女に従者を与え、妖しい笑みで彼女を嘲笑う。
「私を追っておいで」
かくして水樹の異形を追いかける日々は始まった。


■キャラクター■
鬼姫 黒川 水樹(クロカワ ミズキ) 17歳
 ごく普通の生活を送っていた女子高校生。学校では陸上部のエースだった。
ある夜、ランニングに出ていたときに妖怪達の王である『鬼王』と出会う。
その時、鬼王を襲った何者かによって重傷を負い、死にかけるが鬼王によって助けられる。
しかし、その時の処置がもとで、人ではない『鬼』の眷属として復活してしまう。
また、何故かその後、『鬼王の花嫁』と呼ばれ、数々の妖怪達から襲撃を受けることに…。

 昼は人間の姿で通常生活を送り、夜は鬼の姿で姿を眩ました鬼王を追う。
ちなみに人間の時は髪がショートカットで、鬼の姿の時は角が生え、とてつもなく長いロングになる。
 戦闘では、鬼王に与えられた『骨刀(ほねがたな)』と呼ばれる刀を使うが、少々へっぴり腰。
ただし、長距離走選手だったため、スタミナだけは誰にも負けない。
また、打たれ強く、少々のことではまいったりしない性格。

鬼王のことが、少なからず気になっているが、まだそれが恋心であるとは自覚していない。
鬼姫 ひらりはらり(平原) ???歳
 鬼王に仕える配下。蝶と人が交じり合った妖怪。
遙か昔に、蝶に右目を喰われて、妖怪化した。
その時のショックで記憶を失い、放浪していた時に鬼王に拾われた過去を持つ。
蝶の姿と、人の姿、二つの姿を持っている。

 水樹が『鬼』として目覚めた後、鬼王に命じられて、水樹の守り手となる。
多くを語らない、物静かな性格だが、戦闘の時には『毒』などを効果的に使ったえげつない攻撃方法を好む。

 ちなみに、「ひらりはらり」という名は鬼王に拾われた際、名づけてもらったもの。
しかし、呼びにくいという一言で、水樹には「平原(ひらはら)」と呼ばれている。
本人としてはそれが少々不満。
鬼姫 花(ハナ) 16歳
 花と人が交じり合った妖怪。
元は水樹と同じく、普通の女子高生だった。
しかし、両親を事故で失い、自身も顔から背中にかけて大きな火傷を負っている。

 何故かひらりはらりに執着しており、彼女を捕えるためにあらゆる方法を駆使する。
しかし、その力は弱く、『強い風が吹けば、すぐ散ってしまう花』だといわれるほど。
だが、彼女はそれでも執念で、格上のひらりはらりを追い詰める。
戦闘では、小刀を使うが、香りなどで幻惑する方法もとる。

 ある意味、純粋な愛と狂気を背負った少女。
人間の時に負った火傷は、現在顔から背中、足にかけて大きな紅い蝶を背負う形で現れている。
また、人間であった頃の名前を捨てている。
 ちなみに彼女が妖怪化したのは、水樹が鬼になった後で、二人の学校も違う。
鬼王(おにおう)
 全ての妖怪を統べるといわれる鬼の王。本名不明。
水樹を『鬼』にした張本人で、ひらりはらりの上司でもある。
 水樹の警護をひらりはらりに命じた後、姿を眩ましている。
水樹はそれを追うことになる。
しかし、時折、水樹の元へ現れ、彼女を翻弄する。
何をしているのかわからない、謎の人物。

苦済(くだら)
妖艶な女郎蜘蛛の変化。
非常に力が強く、多くの配下を従えている。
更なる力を求め、水樹を食らおうと襲ってくる。
しかし、水樹と闘ううちに彼女を気に入り、側に置くこと自体を目的に襲ってくるようになる。
元々が蜘蛛であるため、相性的に平原にとっては苦手な相手。

菱の婆(ひしのばば)
 花の妖怪らしいが、真偽は不明の妖怪。人間だった花を妖怪化した張本人。
鬼王の配下の一人だが、鬼王の完全な味方ではないと豪語するつわもの。
鬼王本人もその性格を気に入っているらしく、特に彼女の不敬を気にしていないらしい。
非常に醜い老婆だが、博識。

■小噺■
※準備中


■拍手・同盟等■


うちの子ご自由にお描きください同盟 親バカ同盟


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